都度払いの医療脱毛は、受けたい範囲によって候補の院が変わります。全身を1回ずつ・VIOだけ・顔だけ・男性のヒゲの4つに分けて、1回ごとに支払える院と、料金の見方をまとめました。
数十万円のコース契約や医療ローンに抵抗がある人には、受けた1回分だけを払う方式が合います。エステや美容医療では長期契約をめぐる解約トラブルの相談が毎年多く寄せられていて(国民生活センター)、契約の重さを避けたい人にとって、都度払いは始めやすい方式です。
- 都度払いは1回ごとに払う方式で、まとまった契約金や医療ローンが要らない
- 全身・VIO・顔・男性のヒゲのどれを受けるかで、1回払いのある院が変わる
- 1回料金のほか、麻酔やシェービングなどの追加費用と通いやすさも比べる
- 回数コースは総額が安くなる場合がある一方、途中解約の清算や閉院のリスクがある
全身を1回ずつ受けたい人の院
全身を1回ずつ試したい方は、初回限定の割引ではなく通常の1回料金で並べて比べます。全身は1回の金額がいちばん大きい範囲です。
全身を1回ずつ受けられる院を五十音順に並べました。料金は2026年8月時点の税込表記で、フレイアの料金はカウンセリング当日に契約したときの割引料金です。
| 院 | 全身の1回料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| あおば | 19,800円 | 「1回プランのみ」で、コース契約を前提にしない完全都度払い |
| 湘南美容 | 部位ごとに1回料金あり | 院数が多く、診察料やシェービング代が0円 |
| ビューティースキン | 全身の1回メニューあり(税別表示) | 顔の都度払いが中心の院で、全身も1回から受けられる |
| フェミー | 全身の1回料金あり | 東京(渋谷・新宿・池袋・銀座)と大阪(梅田・心斎橋・天王寺)に院がある |
| フレイア | 77,000円 | 蓄熱式のレーザーで、初診料や再診料などの追加料金がかかりにくい |
| リゼ | 48,800円 | 3種類のレーザーを使い分け、再照射などの保証がある |
| ルシア | ライト全身・全身ともに都度払いの料金あり | 熱破壊式のジェントルマックスプロを使い、平日と全日で価格が分かれる |
| レジーナ | 1回プランあり | 基本はコース契約で、1回プランは1回あたりの料金がコースより高くなる |
全身は1回の金額が大きいぶん、追加費用の差が総額に響きます。麻酔やシェービング、初診料が別料金かどうかと、予約の取りやすさまで見て比べてください。
▼ ルシアクリニックの料金表と院の一覧
全身の相場と、回数コースに切り替えたほうが得になる分岐点は、全身脱毛の都度払いで詳しく比べています。
VIOだけ受けたい人の院
VIOだけ整えたい方は、麻酔の料金と追加費用を先に見ておきます。VIOは毛が濃く痛みも出やすい範囲で、回数がかさみやすいためです。
| 院 | VIOの1回料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| あおば | 9,800円 | 1回プランのみの院で、部分脱毛から気軽に試せる |
| 湘南美容 | VIOの1回料金あり | 麻酔は有料で、痛みが不安な部位だけ追加できる |
| ビューティースキン | VIOの1回メニューあり(税別表示) | 新宿・渋谷・池袋の院で受けられる |
| フェミー | VIOの1回料金あり | Vライン、V全体、Iライン、Oラインなど部位を分けて選べる |
| フレイア | 39,600円 | V・I・Oラインをまとめて照射する |
| リゼ | VIOの1回メニューあり | 肌トラブルが出たときの治療や薬代の保証がある |
| ルシア | VIOの都度払いあり | 全身・顔・うなじと同じ料金表に載っている |
VIOは、麻酔が有料かどうかで実質の1回料金が変わります。生理中のVIOの扱いは院によって異なるため、予約の前に院のルールを聞いておきます。
VIOだけの相場と回数の目安は、VIO脱毛の都度払いにまとめました。
顔だけ受けたい人の院
顔の産毛が気になる方は、コースを組む前に1回受けて肌との相性を見ます。顔は産毛が多く、回数がかさみやすい範囲です。
| 院 | 顔の1回料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| 湘南美容 | 顔(フェイス)の1回料金あり | ワキやVIOと同じく、気になる部位だけ1回から試せる |
| ビューティースキン | 全顔9,800円(税別。税込10,780円) | 鼻やこめかみ、生え際まで照射範囲に含まれ、複数の欧米製レーザーから選べる |
| フェミー | 顔全体の1回料金あり | 両ほほ、鼻下、アゴ、額など部位を分けた1回料金も用意されている |
| フレイア | 39,600円 | 蓄熱式のレーザーで、強めの刺激が苦手な人が候補に入れやすい |
| リゼ | 顔の1回メニューあり | 毛質や肌質に合わせて3種類のレーザーを使い分ける |
| ルシア | 顔の都度払いあり | 平日と全日で価格が分かれる |
日焼けした肌は照射を断られることがあるため、予約日の前後は日焼けを避けます。
▼ フェミークリニックの顔脱毛の料金表
顔の相場と、産毛にかかる回数の目安は顔脱毛の都度払いで比べています。
男性のヒゲ脱毛で選べる院
ヒゲを整えたい男性は、口まわりや頬だけを1回から始められます。ヒゲは毛が濃いため、ツルツルを目指すと回数が増える部位です。

| 院 | ヒゲの1回料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| あおば | 9,800円 | VIOと同じ料金で、1回プランのみの院 |
| ルシア | メンズのヒゲ脱毛の都度払いあり | アレキサンドライトレーザーとYAGレーザーで料金が分かれる |
毎朝のヒゲ剃りをラクにしたい、青ヒゲを目立たなくしたいという目的なら、ツルツルまで通わなくても数回で足りることがあります。ツルツルを目指すなら回数が増えるため、途中でコースへ切り替える選択肢も残しておきます。
男性向けの料金と回数の目安は、ヒゲ・メンズの都度払いの記事が詳しいです。
痛みや追加費用が不安なとき
受けたい範囲が決まったら、痛みの不安と追加費用で絞ります。院ごとの違いは、個別の記事が詳しいです。
- 痛みが不安な方は、じんわり温める蓄熱式を使うフレイアや、複数のレーザーを毛質と肌質で使い分けるリゼが候補になります。
- 追加費用を抑えたい方は、シェービング代や初診料、再診料がかかりにくい院を選びます。フレイアと湘南美容は、この点が料金体系に出ています。
- 肌トラブルのフォローを見たい方は、麻酔や薬代、肌トラブル時の処置を用意しているレジーナと、再照射や治療の保証があるリゼを比べます。
各院の料金と口コミは、あおばクリニック、湘南美容クリニック、ビューティースキンクリニック、フレイアクリニック、リゼクリニック、レジーナクリニックの記事で見られます。
そもそも都度払いとは?3つの支払い方法の違い
都度払いは、施術のたびに1回分だけ支払う方式です。医療脱毛の支払い方法は、大きく次の3つに分かれます。それぞれ「総額」「解約のしやすさ」「リスク」が変わるため、最初に違いを押さえておきましょう。
ポイントは「支払いのタイミング」です。回数コースが施術を受ける前にまとめて前払いするのに対し、都度払いはその日の施術ぶんだけを、当日に支払う形になります。だから「契約」という重い手続きがなく、次に行くかどうかも毎回自分で決められます。
回数券(数回分をまとめ買い)とも違い、都度払いは1回で完結するため、使い切れずに期限切れ…という無駄も起きません。予約→施術→その日に精算、というシンプルな流れなので、家計の見通しも立てやすいのが特徴です。
「まずは1回試したい」「毛量が減ったらやめたい」「大きな契約はしたくない」という人には、都度払いが向いています。
とくに初めての医療脱毛で痛みや効果が不安な人や、ヒゲ・VIOなど一部の部位だけ整えたい人、転勤・引っ越しの予定があって長期契約をためらう人と相性が良い方式です。
反対に、全身をツルツルまでしっかり受けると最初から決めているなら、1回単価が下がる回数コースの方が総額を抑えられることもあります。どちらが自分に合うかは、都度払いとは?総額比較で受ける回数ごとに詳しく解説しています。
迷ったときは、まず都度払いで1〜2回試し、続けられそうか・効果を実感できるかを確かめてから、コースへの切り替えを検討するのが安全です。先に高額な契約をして後悔するリスクを避けられます。
都度払いのメリット
都度払いの魅力は、なんといっても「身軽さ」と「リスクの低さ」です。具体的には次の3点にまとまります。

①まとまった契約金・ローンが不要で始めやすい
回数コースのように数十万円を一度に用意する必要がなく、1回分の料金だけで始められます。医療ローンの審査も不要なので、思い立ったその日から検討できます。
②いつでもやめられる
「思ったより毛が減ったから、ここで終わりにしたい」——都度払いなら、次の予約を取らなければそれで完了です。ゴールを自分で決められる自由さがあります。
③解約清算や倒産トラブルで大きく損をしにくい
コース契約は、途中解約時の清算や、万が一クリニックが倒産した場合の返金トラブルがつきものです。都度払いはその都度で支払いが完結するため、こうしたリスクを避けやすいのが強みです。
「高額を前払いしたのに通えなくなった」という後悔が起きにくく、心理的にも身軽に始められます。
まとめると、都度払いは「お試ししやすさ」「やめやすさ」「損をしにくさ」の3つがそろった、リスクの低い始め方です。まずは負担なく一歩を踏み出したい人に、ぴったりの方式です。
都度払いのデメリット・注意点
一方で、都度払いにも弱点があります。契約前に知っておきたい注意点は次の3つです。
①1回あたりの単価は高くなる場合がある
回数コースは「まとめて契約する代わりに1回単価が下がる」しくみです。そのため、同じ部位でも都度払いの1回料金はコースの1回分より高くなることがあります。
②予約を毎回自分で取る必要がある
コースのようにまとめて予約枠を確保するわけではないため、人気院では希望日が埋まりやすいことも。毛周期に合わせて計画的に予約するのがコツです。
③医療脱毛は複数回で効果が出る=結局は継続通院が前提
1回で毛がなくなるわけではありません。毛には「生えては抜ける」周期があり、レーザーが効くのは成長期の毛だけ。だから効果を実感するには、周期に合わせて複数回照射する必要があります。「1回だけで終わり」ではない点は理解しておきましょう。
とはいえ、これらのデメリットは受ける回数が多くなりそうな人ほど気になるもの。少回数・部分脱毛なら影響は小さく、都度払いの身軽さのメリットが上回ります。自分がどれくらい通いそうかをイメージしておくと、後悔のない選択ができます。
都度払いで失敗しない選び方(3つの軸)
都度払いのクリニックは、次の3つの軸で比べると失敗しにくくなります。
上から順にチェックしていきましょう。
①受けたい部位の「1回料金」で比べる
都度払いは1回単価が要です。全身・VIO・顔など、自分が受けたい部位の1回料金で横並び比較しましょう。同じ「都度払い」でも、部位や院によって料金差は大きくなります。
②レーザーの種類(毛質・肌質に合うか)
医療レーザーは大きく、パチッと強めの刺激で太い毛に反応しやすい熱破壊式(ジェントルシリーズ等)と、じんわり温めて産毛や色黒肌にも対応しやすい蓄熱式に分かれます。
どちらが優れているというより、毛質・肌質・部位で向き不向きがあるため、複数のレーザーを使い分けられる院ほど、効果と痛みのバランスを取りやすいと言えます。
VIOやヒゲなど毛が濃い部位は熱破壊式、顔の産毛は蓄熱式、といった調整ができると理想的です。なお、医療レーザーによる脱毛は毛の再生を長期に抑える「永久脱毛」に位置づけられます(永久脱毛の定義は米国FDA等の基準が参照されます)。
③通いやすさ(院数・予約・アクセス)
都度払いは毛周期に合わせて何度も通うので、続けやすさが結果を左右します。院数の多さ・予約の取りやすさ・自宅や職場からのアクセスは必ずチェックしましょう。
都度払いは毎回自分で予約を取る必要があるため、WEBやアプリで予約が完結する院だとストレスがぐっと減ります。また、複数院で受けられる(院の移動ができる)と、引っ越しや転勤があっても通い続けやすくなります。
「近いこと」は、脱毛を最後までやりきる意外な決め手です。
- → 受けたい部位の1回料金はいくらか
- → レーザーの種類は毛質・肌質に合うか
- → 院数・予約は通い続けられるか
- → 麻酔・シェービング等の追加費用は無料か
回数コースの解約・倒産リスク
回数コースは1回単価が下がる一方で、見落としがちなリスクがあります。ひとつは途中解約時の清算、もうひとつはクリニック倒産による返金トラブルです。
企業の倒産は特別なことではありません。帝国データバンクの倒産統計でも、毎月一定数の企業倒産が集計され続けています。美容・医療分野も例外ではなく、コースを一括で前払いした直後に閉院すれば、支払ったお金が戻らない事態も起こり得ます。
実際に、脱毛サロンや一部の美容クリニックが突然の閉店で前払い金の返金トラブルを起こした事例は、過去にもたびたび報じられてきました。
- 途中でやめると解約手数料・清算が発生することがある
- 閉院・倒産で前払い分が返金されないおそれ
- 引っ越し・多忙で通えなくなってもお金は先に払い済み
コース契約は「特定商取引法」の対象になる場合があり、条件を満たせば中途解約が可能ですが、実際には解約手数料が差し引かれたり、消化済み回数が割高な単価で精算されたりして、思ったより返金が少ないケースもあります。
手続きの手間や、解約を引き止められる心理的なハードルも無視できません。
その点、都度払いなら支払いは受けた1回分だけ。「払った分は必ず使い切っている」状態なので、解約精算や倒産返金といったトラブルをそもそも避けられます。
「安さ」だけでなく「払ったお金が守られているか」という視点で見ると、都度払いの安心感は大きな価値になります。契約の重さに少しでも不安がある人ほど、まずは都度払いから始める意味があります。
部位ごとの回数の目安
必要な回数は部位で異なります。VIOやヒゲなど毛が濃い部位は回数がかさみやすく、顔の産毛や腕・脚は比較的少なめで済む傾向があります。
全身コースをいきなり契約するのが不安なら、まずワキやVIOなど範囲の狭い部位を1回受けて、痛みと効果、通いやすさを体感してから全身に広げるかを決めます。都度払いは、こうした様子見しながら育てる通い方と相性が良い方式です。
都度払いで損しないための3つのコツ
①受けたい部位の1回料金を先に決めて比べる
「なんとなく安そう」ではなく、部位の1回料金という同じ物差しで比べると、本当にお得な院が見えてきます。
②通う回数の目安をイメージしておく
何回くらいで満足できそうかをざっくり決めておくと、都度払いとコースのどちらが得かの判断がつきます。目安として、自己処理がラクになる程度なら少なめの回数、しっかり毛を減らしたいなら回数は多めになります。
回数が多くなりそうなら、途中からコースへ切り替える前提で都度払いを「お試し期間」として使うのも賢い方法です。
③追加費用(麻酔・シェービング等)も含めて見る
1回料金が安くても、麻酔代やシェービング代、キャンセル料などがかさむと総額は変わります。とくにVIOやヒゲなど痛みの出やすい部位は、麻酔を使うかどうかで実質のコストが上下します。
「1回料金+よく使う追加費用」まで足して比べると、本当にお得な院が見えてきます。無料の項目が多い院ほど、通ううちの差が効いてきます。
都度払い医療脱毛のよくある質問
Q. 都度払いは1回だけでも効果がありますか?
医療脱毛は毛周期に合わせて複数回受けることで効果を実感しやすくなります。1回でも毛は減りますが、ツルツルを目指すなら継続が必要です。
Q. 都度払いと回数コースはどちらが安いですか?
受ける回数によります。少回数や部分脱毛は都度払い、全身を何回もしっかり受けるならコースが安いこともあります。分岐点の目安は都度払いは損?総額シミュレーションで確認できます。
Q. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
毛周期に合わせて1〜3か月に1回が目安です。都度払いでもこのペースは同じで、間隔を空けすぎると効率が下がることがあります。
Q. 都度払いに使える割引やキャンペーンはありますか?
院により、平日割やモニター価格などが用意されている場合があります。割引の有無は、1回料金と合わせて比べます。
Q. 途中で都度払いからコースに切り替えられますか?
クリニックにより異なりますが、都度払いで様子を見てからコース契約に切り替えられる院もあります。カウンセリングで相談してみてください。
Q. 支払い方法は何が使えますか?
現金・クレジットカードなどが一般的です。1回ずつの支払いなので、医療ローンを組む必要は基本的にありません。カードが使えるとポイントも貯まるため、事前に使えるカードの種類を調べておきます。
Q. 都度払いだと勧誘がしつこくないか心配です。
あおばのように「1回プランのみ」を掲げる院は、そもそも高額コースの提案がないため勧誘の心配が少ない傾向です。無料カウンセリングは相談だけでも問題なく、その場で契約する義務はありません。
Q. 何回くらいで効果を実感できますか?
部位や毛質で差はありますが、多くの人が数回目から「毛が細く・少なくなった」と感じ始めます。ツルツルを目指すならさらに回数が必要で、都度払いでも回数の考え方はコースと同じです。
まとめ:範囲を決めて1院から試す
都度払いの医療脱毛は、大きな契約やローンを避けて始めたい人に向く方式です。1回ごとの支払いなので、解約の清算や閉院による返金トラブルを抱えにくくなります。
全身は通常の1回料金と追加費用、VIOは麻酔の扱い、顔は肌との相性、男性のヒゲは部分から始められるかを見て、候補を2〜3院に絞ります。そのうえで無料カウンセリングを受け、料金と回数の目安を聞きます。都度払いなら、その日に高額な契約を迫られる心配は小さくなります。
▼ ルシアクリニックとフェミークリニックの都度払いの料金表
参照
料金と特徴は、あおばクリニック、湘南美容クリニック、ビューティースキンクリニック、フェミークリニック、フレイアクリニック、リゼクリニック、ルシアクリニック、レジーナクリニックの各公式サイトの料金ページによる(2026年8月時点の税込表記。ビューティースキンは税別)。契約トラブルの相談は国民生活センター、倒産の件数は帝国データバンクの倒産統計による。
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